バラ苗専門店イタミ・ローズ・ガーデン 広沢章夫のブログ

能勢ばら園の様子やバラ苗品種のご紹介、バラづくりに関する事など書いて参ります。

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露地植えバラの元肥

バラ栽培の本や苗に付けられたラベルには、『植え床の底に油粕・骨粉・硫酸加里を入れて・・・』と記述されている場合があります。
なぜそのようにする必要があるのか?・・・説明はありません。
少なくとも私がバラの植え付けをする場合には、このようなやり方はしません。

バラ苗は多くがノイバラの根に接ぎ木されています。
ノイバラの育つ環境は・・・

能勢ばら園の横の川にはノイバラが自生してます。
CIMG6420.jpg

おそらく、鳥が食べた実が糞と共に落ちて芽生えたのでしょう。
肥料も水もやってないのに、すごい大きさに育ってます。
CIMG6423.jpg

株元を見てみると・・・
CIMG6422.jpg
護岸の石積の隙間から生えています。

ノイバラが育つ場所は、表土には落ち葉が堆積していて動物の糞尿や虫の死骸なども少しはあって、表土より下は山の土か石だらけの川砂。
土の下の方には堆肥や肥料的なものはありません。

バラを栽培するに当たっては、こういった自然の状態がベストだとは言いませんが、少なくともノイバラが自生する場所の環境を考えると、施肥の方法も『植え床の底に肥料を入れる』のは合理的ではないと思います。

地中深くに張る根は、地上部を支えるために太くて長く、水分を吸い上げる役割を持ち、地表近くの根は細く細かくて栄養分を吸収する役割をしています。

なので、バラの植え床を作る場合は、根が深く張るように深く大きな植え床で根が張る隙間がある事が必要ですが、草花を植えるような『堆肥たっぷりでふかふかの土』である必要はありません。

バラは肥料を食べて育つのではなく、光合成で自分の体を作っていくので、そのときに必要な肥料分があれば良いわけです。
根から吸収される水分や栄養分は、いわゆる『浸透圧』によって吸収されます。なので、肥料が多すぎると、栄養分の吸収はおろか水分も吸収できなくなって水涸れ症状となります。たとえて言えば、ナメクジに塩をかけた状態。

植えて1年半の『土手ノバラ』・・・1年間肥料やってないです
CIMG6424.jpg

バラ苗を露地に植え付ける時は、苗を植えた後で表土に肥料をなじませる方法がゆっくり長く効く合理的な方法です。
既に育っている株に与える『冬の元肥』は、地表部30cm程度に堆肥と一緒に鋤き込みます。
(露地植えのバラにとっては、地表30cmは表土です。)
完熟した堆肥には腐植酸(フミン酸)が含まれていて、肥料の吸収を助けます。
鋤き込むことで表土の根は切れて更新されると共に、土に隙間が出来て新しい根が伸びる環境が整えられます。

ということで、特に今の時期、毎日お客様にご説明している内容でした。
[ 2015/12/18 19:53 ] バラづくり | TB(-) | CM(3)
路地植えバラの元肥
元肥のお話し、とても興味深く参考になりました。長く続けていても絶対にこれと言う答えがなく毎年ちょっと悩みでした。離れたところに深い穴を掘ってなんて我が家のバラには余裕がなくて、株の周り3カ所にすき込む程度でした。教えて頂いた方法の方が気軽にできそうです ^ - ^ うちの肥料は能勢バラ園さんに送って頂いたレバープランツですが(プレミアムが終わったら使いたいと思っています)鉢植えも10号鉢が40程あります。10号鉢の容量も差がありますが100gと考えて良いですか?教えて下さいませ。
[ 2015/12/20 23:04 ] [ 編集 ]
Re: 路地植えバラの元肥
ミサト様
いつもブログを見ていただき、ありがとうございます。
レバープランツのバラの肥料を鉢植の株にやる量ですが、培養土に肥料分が含まれていない場合、1回の施肥で培養土1リッター当たり10gが標準的な施肥量になります。
株の大きさや品種、培養土の保肥性、堆肥の品質や量によって加減した方がいいのですが、そのほかにも気温や降雨量、水やり頻度などによっても肥料の効き方は変わってくるので、目安とお考えください。

レバープランツの肥料は発酵済み有機肥料と化学肥料のハイブリッド型肥料で、効き出しが早くてしかもゆっくり長く効きますから、バラの芽が膨らんだころ(3月初旬ぐらい)に表土になじませると枝が伸びるときにちょうど良く効いてくれます。

ニューローズフードは油粕・骨粉・カニ殻・硫酸加里が原料の肥料で効き出すのが遅めですから、寒い間の2月中にはやっておく方が良いです。

施肥の結果は、その後の根や枝葉・花の状態にあらわれてきますので、楽しみな作業ですね。
[ 2015/12/21 15:07 ] [ 編集 ]
バラの元肥
早速ありがとうございました。用土は全て手作りで、伊丹のお店で教えて頂いたようにマガンプKを1ℓ当たり5〜6g混ぜています。レバープランツとニューローズフードを使い分け施肥の時期もメモしておきます。肥料、ずっとお世話になっているうちのバラたちはとてもしっかりした良い株に育っています。ガートルードの剪定、今年は思い切ってバッサリ枝を落としたつもりが先日のお写真を拝見してもう少しスッキリさせれば良かったと反省です。
[ 2015/12/21 17:08 ] [ 編集 ]
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プロフィール

広沢章夫

Author:広沢章夫
イタミ・ローズ・ガーデンの広沢章夫です。実店舗「能勢ばら園」で毎日バラ苗作りに励んでいます。



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